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心の中では正直で

ここ最近、ほんとにここ数日の中で、泣いたんだと思う。そんな感じがするのはどうして。

夢の中で、泣いていたのか。

いや、違う。思い出した。

子どもの、精一杯の涙を見たからだ。

とても、とても、苦しかった。同じように、泣きたくなった。

その子の悩みは、ここ最近の身近な私の出来事と似ていて、自分も、同じ立場になっていたかもしれないな。
なんて話をして、
そしたら、
かなしくなった。

大粒の涙。とても、辛かったんだね。

先生も、うん。

心の中では正直で

# by ragaru | 2017-10-11 22:37 | Soliloquy  

残り香

 金木犀が勤務校には何本か植わっていて、秋の訪れを感じさせていた。花の薫りも、日に日に慣れてきてしまっているのか、それとも薄れてきているのか。もったいない気持ちがしてしまう。どの季節も、過ぎ去るその瞬間は、ああまって、あと少しだけそこにいて。と思う。

 ああ、あと少しだけ、そこにいて。ここにいさせて。溶けてひとつにさせて。
 柔らかくて優しい指先でなでるように、温かい声で包み込むように、心の中にまで染み入るように、強く、つよく思う。

 どんな思い出も、そのときの香りが鍵になる。
 白百合の香りを覚える度に、きっと貴女を愛していると思う。

# by ragaru | 2017-10-11 22:23 | Soliloquy  

宗教のある日常

 先日の学習会で、「対話」というテーマについて深く学び考えることができた。
 日本人はなぜ対話が少ないのか、という問いに対して、様々な意見が出た中で、外国では教会が、多様な他者とのつながりを産み出す一つのコミュニティとして機能している、という話が出た。
 なるほど、その視点は今まで持ったことがなかった。日本では国民のほとんどは、信じる神をもたない、というよりは漠然と神という存在を理解はしていて、クリスマスやお葬式や結婚式なんかではそれぞれ自分の好きなように文化として取り入れているから、信仰するという価値観があまり根付いていない。
 ところが、世界を見渡してみると、多数派は信じる神をもち、生活の中に宗教が当たり前のように溶け込んでいて、誰もそのことを不思議に思わない。一日に5回もお祈りをする時間があって、日の出ている時間は断食をしなければいけなかったり、偶像崇拝が許される宗派とそうではない宗派があって、学校で習うような知識しかないけど、そうした行いが、彼らにとっての当たり前になっている。
 そしてそれは、その文化の中にいなければ、または学ぼうとして学ばなければ、内実として理解することはない。お祈りの場として存在している教会という場所が、彼らにとってどのような場所なのか、教会の中ではどのようなことが行われていて、教会に来ている人たちの関わり方はどのようなものなのか、海外の文化も、日本にいながらにして日本の宗教文化にも余り触れたことがないから、分からない。
 もっというと、文化があるところには、少なからず経済があって、宗教文化がその国々の経済や教育、福祉とどんなつながりがあるのか、とか、人間社会のその実は、その国々によってどんな違いがあるのか、とか、なんかそんなことを、今日の田舎道の帰り道を歩きながら考え耽っていた。

 こうやって考えてみると、日本人でいながら、日本のこともあまり知らない。最近CMで歌舞伎俳優さんが、「昔神社は人が集まる場所だったんだ」って言ってるのを聞いて、今は人は何処に集まっているんだろう、と思った。
 昔は隣の人との距離が近かったのかな。近いって言っても、どのくらい近かったのかな。今はご近所さん、なんてほとんどいないし、隣に住んでいる人のことも知らない。昔は一戸建てがほとんどで、今みたいにアパートやマンションで、生活騒音を立てないように、おとなりさんに迷惑にならないようにしながら暮らしてると、どうしても遠慮しがちな関係になってしまうんじゃないかな。

 どこまでも思考の道は続いてきちゃって、疲れてきたから今回はここでおしまい。

# by ragaru | 2017-10-09 13:08 | Soliloquy  

to U

いつもいつも、たくさんの想いをありがとう。

これからも、大切にしていきたいです。

恥ずかしいけれど、とても温かい。

# by ragaru | 2017-09-07 20:57 | Soliloquy  

If I Knew

久しぶりにつけた香水の残り香が心地好い。

今更ですが、あけましておめでとうございます。
2017年の抱負は、自分にゆとりを持つ、です。
4月からの社会人生活の中で、恐らく忙殺されるでしょう。
そんな中でも、自分の時間を大切に、大切な人を思う時間を大切にしていきたいです。後者に関しては相手がいれば、ですが。

大学での授業も一つ一つ終わりを迎えました。今日は卒業論文発表会でした。
「ミラーセラピーを用いた運動学習による非利き手の運動技能変化ー潜在的利き手の違いに着目してー」というテーマで執筆しましたが、今となっては少し消化不良です。
本当にあと2年くらい学ぶ時間が欲しい。

今日はこうしてブログを書いているこの時間がとても心地好いです。
飲んで帰ってきて書いてるのもあるし、香水の残り香のせいもあるし、少し、覚醒。

人生、について、上手く行っているときは悩むことなんてないんだなって、ふと考えたときにそう思います。
浪人中はもう日々の生活が鬱屈していて、心ここにあらずだし、先の見えない部屋の中を彷徨っている感覚でした。
模試の結果で、今の自分のいる場所を把握していた感じ。
でも、今となっては笑える思い出になりました。
これが本当に自分で驚いていて、昔の記事にそう書いた記憶があるからです。
2年間の宅浪生活、いつかは思い出となって、この経験を語ることができるようになる。
そう、高々2年くらい、どおってことない。
そんな内容を、こっちのブログかもう一つのブログかに書いた気がします。
現実、本当にそうなった。

私は、根はネガティブだと思います。でも基本の世間体はポジティブかもしれません。
人生なるようになる。
このスタンスは変わらない。
でもこの「なるようになる。」という言葉は、過信しすぎてもいけない。
もちろんそれ相応の時間と労力は費やす必要があります。それが2年間であったし、採用試験に向けた勉強だった。
努力は必ず報われる、とは限らない。でも、無駄だとは誰も言わない。
そしてこの努力も、どこまでやればいいのか、なんてものもない。
国立に受からなかった3年間は、私の努力が、努力ではなかったから。
結果がすべて、ではあるけれど、その過程は、全て自分の責任だと、私は思います。

だからこそ、人生なるようになる。というより、なるようにしかならない。
時には逃げても良い。でも目を背けてはいけない。自分の置かれた現状を正しく理解しなければならない。決して逃げられない、ということを。

あなたは、私と違って、とても繊細だから。
とても、心配になります。どうか、負けないでください。
あなたは、必ず教壇に立つべきだ。

悦に浸っているつもりもないです。見下したり、蔑んだりするつもりなんか毛頭ないです。


改めて、ここを残しておいて良かったと思ってます。誰が見てるのか分からないけどね。

もう少し、残り香を愉しんでから、風呂に入ろうかな。

# by ragaru | 2017-01-30 01:13 | Soliloquy