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かつて..。

今日1か月ぶりくらいに、ずっと家にいた。なんか、つまらない。
本を読もうと思ってたのに、読み始めると、すぐ横になって、気がつくと2-3時間寝てた。
まあそんなもんだろう、人なんて。環境がその人を作ってるんだと思った。
それなら家を出て図書館でも、それこそ大学でも行けばいいじゃないか。でも、我が家は、昔からそういう環境だった。
自分でも、ここまで学ぶことに楽しさを見いだせるようになるなんて、正直思ってなかった。昔は暇さえあればゲーム、ゲーム、ゲーム。浪人中もなんだかんだで遊んでた。恋愛もしてた。のめり込んでた。心は荒んでいくけど、現実から逃避しまくってた。分かってるのよ、こんなんで受かるわけないだろって。分かってても、意志が弱かった。意志が弱かったのか、自分に変な自信があったのか。心のどこかで俺は頭が良いから、いつか受かるだろうって。

現実は非情だった。

人生で、今が一番学んでいる、という実感がある。
最近は、大学の先生もいいな、って思うようになってしまった。俺の悪い癖ね。でも、そこには、辿り着かないと思う。やっぱり、選ばれた人のみがそこに立てるんだろうな。

人を知ればしるほど、知られればしられるほど、やっぱり怖くなる。
友達も、恋人も、親も、先生も。
自分に自信を持つって、なかなかできるもんじゃない。昔にいじめられたことがある人って、やっぱりその部分でどこか自分で制限しちゃうんじゃないかな。
人を、信頼できない。友達のその態度や言葉が、分からない。特に男友達の。もうこれはコンプレックス。
だから、深入りできない。ただ笑ってるだけ。
やっぱり、男の人って、怖いんだな。俺も男だけどさ。こんな体格してるけどさ。怖いよ。
特に、学力のない人。なんなのあいつら。だから、同じ専攻のやつらは、大半が嫌いだ。
その目線に距離を感じる。
そりゃそうでしょ。一括りで扱うな。お前らのような意識で、同じ土俵に上がってくるな。なんて。
先生に怒られるな。

俺も、たぶんあいつも、そう思ってるんだよな。心のどこかで。
学力に対するコンプレックス。
だからこそ、受かったとき、本当に嬉しかった。
俺はお前らと違う。

でも、友達の努力を間近で見てきて、それのお陰で俺も頑張れた。あいつがいなかったら、今の俺はいない。

その人を変えるのは、危機感だと思う。
自分の人生がかかってる。そんな最大の試練。彼は後がなかったからこそ、ずっと続けてこられた。

俺は?
心のどこかで
まあ何年かかかるでしょ
今年は落ちても仕方ない
倍率も高いし

そんなもん。そんなもんよ。
でも、その友達にも負けたくなかった。というより、先を越されたくなかった。落ちたら、見下されると思った。いや、優越感に浸らせたくなかった。
だから、俺も逆に見下してたんだ。

今でもどこか、自分は特別なんだと思ってるのか、思いたいのか、思われたいのか、そんな気持ちが蠢いてる。
それもやっぱ、優生思想なんだろうな。
誰も自分のそんな利己的な気持ちと対峙したがらない。だってそんなこと口に出したら、人の和から外れてしまうから。
長いものに巻かれてる方が、生きやすい。自分の感情は、表に出さないで。
マイノリティ、サイコパス。
普段は表に出さない。
エリートでもなんでもないのに、エリート思考なのは、いかがなものだろうか。人として、勘違いも甚だしいな。

俺は、もっと、たくさんの人と、ぶつかりたい。その人の内面を知りたい。その顔の裏には何があるのか見たい。安っぽくても、なんかよく分からなくても、俺みたいに汚くても、ありえないくらいピカピカでも(そんな人はたぶんいない)、互いのこの心の真ん中にある原石みたいなものを。
そのためには、もう今の環境じゃ物足りない。
確かにいつもの4人は素晴らしい。ここまで互いに切磋琢磨して、お互いを良き友であり戦友だと思ってる関係もなかなかない。でも、そんな彼らでも、俺はよく分からない。疑いすぎるのかもしれないけど。
でもそれだけじゃ、自分はだめな気がする。
それに気付くのが、遅すぎた。
もっと1年目のころから、貪欲に行くべきだった。あの頃も、恋愛に躍起になってたっけ。なにも変わってないな。
後悔先に立たず、だけどね。

いつか、必ず、教職大学院に戻ってこよう。俺は、絶対に安住したくない。甘んじたくない。お前のようには、ならない。お前の背中は、もう見ない。
これからが、俺の人生。

過去の経験と、出会いと別れが、今の俺であり、今の俺が、未来の俺を作っていく。そしてここが、その過程を刻み込む楔。
傷だらけになって、血も出て、骨の形も変わったりして、そんなでも治るんだから。すごいよな。
でも、その傷によって、できる前の自分とは違う自分になる。新しくなる。そしてほんのちょっとずつ、強くなる。傷口は開きやすくなるけど。痛みには、耐えられるようになる。

大分長くなったな。
自分を省みるって、やっぱり痛い。けど、好き。
寝よう。おやすみ。

# by ragaru | 2016-12-03 23:15 | Soliloquy  

テイク5

もどかしくて、歯がゆくて、我慢してるけどもうそろそろ限界かも。

どんな自分が幸せです
成功も失敗もない 空のように透き通っていたい

手が届くのに、手の届かないところに居る。
君のどこまでも臆病なところが、本当に見てられなくて、でもどうしようもなく可愛くて。
いっそ一緒に不幸になろうよ。
君が思ってるより、みんなは人に鈍感です。
それに、もし感じ取ったとしても、優しいから。
君にとってやっとできたつながり。壊したくないよね。
でもその思いと同じくらい、貴女のことを大事にしたいと思ってる。

その時は辛いかもしれない。
でも、時間と出会いがその痛みを和らげてくれるはずだから。
どうなっても、共に生きていく覚悟はできてます。

# by ragaru | 2016-11-10 16:59 | Soliloquy  

かけら ほのか

最近になって、久しぶりに書き出してみると、ほんとにこれまでどうして此処を離れていたのかなって、結構後悔している。

いうなればここは心のポートフォリオみたいなもので、自分の感情を思う存分アウトプットして残して置ける。学びで得た認識の揺らぎだったり、その日その瞬間で感じた小さなことから大きなことまで。
この数年間の自分の生きた証が、残そうと思えば残せたのに。

ここを離れたい。そう思ったから離れた。
でも、結局はこうして戻ってきた。

もう誰が見てるかわかんない。彼らは見てないかもしれない。誰にこのブログを教えたかも、最早覚えてない。確実に一人は見ているだろうけど。

彼らの中に見出した自分はもういないかもしれない。
でもそれも、必要な犠牲だったのかもしれない。そうでなければ、今の私は存在し得ないと思うから。

小さな人生。
二十歳を超えて大学生になり、それからの4年間は、本当にあっという間。
光陰矢の如しで時間は過ぎていった。

やり残したことは本当にない?これで満足?

# by ragaru | 2016-11-04 22:26 | Soliloquy  

シングル・アゲイン

大学での学びを通して、自分自身の理想像と現実の違いを突き付けられて、自分のアイデンティティが揺らぎ始めつつある。
学び続ける覚悟が、今の時点で私にあるのかどうか。
教育についての専門的知識だけじゃなく、政治や経済、社会のあらゆる問題や疑問に対して、何故を持って自分の目で見て、頭で考えて、批判的に判断することができるのか。
もっと賢くなりたい。知識も足りない。ただ知っているだけでは意味がない。身に付けなければそれを用いることはできない。これって確かあれだよなーあれ、なんだったっけ。じゃ意味がない。

自分が賢いと思ってる。人よりは幾分か優れているという自負がある。でもそんなものは大きな間違いで、本当は何も知らないし、知った気になっているだけ。自分の考えの及ばなさに苛立ちと恥ずかしさを覚えた。

もっと何かしなければ。このまま教壇に立つことなんてできない。今目の前の、できることから一歩ずつ。
一歩ずつこつこつ。今まで一度も成功したことがない。
何かを続けようと思って続けるのと、気が付いたら続けていた、では、その意味合いが大きく違う。


今日の一番の学びは、如何にして主体的に学ぶか、学ばせるか。
基礎的学力ありきの新たな学びへの気付き。無知の知の自覚。洞窟の比喩。

自分自身のこれまでの学びの認識は、ここで止まってはいけない。今ここまで積み上げてきたものが基礎的学力であり、この先の景色を見るために、今ここで新たな一歩が必要となる。
新しいことに踏み出すことの過酷さ。怖さ。だって、険しいのは目に見えている。
でも此処が頂に見えているのだとしたら、ずいぶん小さな人間になってしまう。ここからまた登らなければならない。だから、口だけでなく、行動で示す。

こういうとき、負けず嫌いで良かったなと思う。
貪欲に、欲しいものは手に入れる。この先もそうやって生きていく。

昔と違って、後ろを振り返ることが少なくなった。
過去は過去。
掛けた額縁も埃を被ってる。ここ最近は全く眺めてない。ただその事実だけがそこに残っている。
見据えるべきは、この先の一本道。
これまでの人生で初めて見えた道。茨の道。
例え棘で身を切ろうと、足を取られようと、
何度も転んだとしても、それでも我武者羅に、直向きに、向き合う。
覚悟を決める。


ここから。残されたモラトリアムをひたすらにもがく。
新たなアイデンティティを創り上げていく。

自分を見つめる。

# by ragaru | 2016-11-04 22:08 | Daily life  

ともだち

10月も終わり。

今月の17日で、気がつけば24歳になっていました。ほんとに気付いたら日付が変わっていて、昔は秒読みして0分丁度にメールが来るのを心待にしていたのになぁ、と思ったり。一昔前はそれくらい楽しみで、特別な日だったのにね。

今年の誕生日プレゼントは、進路でした。

無事に、来年の4月から教員として働くことになりました。
長い、長い回り道だった。
この6年間、たくさんの人に出会い、たくさん支えてもらいました。時には叱咤していただいたり、時には傍で寄り添ってくれたり。

終わり良ければ総て良し

2年間の浪人生活も、不本意で入った大学での4年間も、全てに意味があったと思えます。もしあそこでこうなっていなければ、という事は本当に数えきれないくらいあります。
人生の選択肢はいくつもあるけど、それを選んで歩む道は一つ。見られる景色も一つだけ。だから、誰しもが怖いし、不安だし、臆病になる。
でも、人生なるようになる。
そう考えられるようになって、上手く回り出した。
やっぱり、必要な時間だったんだと。

自分の中を見つめる。
中学生の頃から続けてきたアイデンティティへの冒険は、色々なところで役に立っているなと、今になって分かった。
間違いじゃなかった。

それでもまだ、見えない。
今日も潜って、潜って、潜る。

# by ragaru | 2016-10-31 10:16 | Daily life